ファンダメンタルとテクニカル

固定相場制から変動相場制へ

私達トレーダーは、相場が動くことによってその差益を得るわけですが為替レートが動かないことには利益を得る事はできません。

戦後はしばらくの間は固定相場制でしたので、1ドル=360円と決められていました。昨日も今日も明日も、1ドルを買おうと思えば360円でした。

そして時代は流れ、1970年代前半に、日本を含む先進各国は変動相場制へと切り替わっていきました。

変動相場制では、通貨の価値が日々刻一刻と変動します。

たとえば、昨日は1ドルが100円で買えたけど、今日同じように1ドルを買おうと思えば102円が必要であるというように、1ドルの価値が毎日変わるというわけですね。

相場が動く理由

それでは何故、相場が動くのか考えてみましょう。

相場が動くその原因を一言で表すと『需要と供給のバランスよって』という事になります。

需要と供給については社会科の授業で習ったのを思い出してみてください。

為替相場に限らず、世にある商品というのは
欲しい人が増えれば価格が高くても売れますし、
欲しい人が少なくなれば値下げしないと売れませんね。

これが需要と供給の仕組みです。

これと同じように、
ドルを欲しいと思う人が多ければドルの価値は上昇しますし
ドルを欲しいと思う人が少なければドルの価値は下落します。

ファンダメンタル分析とは

それではなぜ、日によってドルを欲しいと思う人が増えたり減ったりするのか?
という理由に関しては、様々な要因が考えられますが、世界経済や社会的要因が密接に関わってきます。
『各国の首脳の発言、経済指数、雇用指数、政治不安、戦争、災害』などです。

例えば、
アメリカの雇用指数が上がれば、アメリカの景気が良くなったと考えられるので、ドルを欲しい人が増加しドルの価格は上昇します。
逆に雇用指数が悪くなるという事は、景気が悪くなったと考えられるので、ドルを欲しいと思う人は減少しドルの価格は下落します。

このように世界情勢から相場がどちらに動くのかを予想分析する事をファンダメンタル分析といいます。

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テクニカル分析とは

それに対して、
チャートに顕れる情報だけを基に分析するのがテクニカル分析です。

テクニカル分析と言えばインジケーターの類を連想する人も多いかもしれませんが、
私達は基本インジケーターを使いません。

ですが、私達の手法もまたテクニカル分析で、
チャートの形から売買があった痕跡を読み取り
それらを基準にトレードしています。

ファンダメンタル VS テクニカル

それではファンダメンタル分析とテクニカル分析とではどちらが重要でしょうか?

その答は難しいですが、ファンダメンタルとテクニカルはどちらが先かと聞かれればファンダメンタルが先です。 相場はファンダメンタルによって動いています。

ですが、ファンダメンタル分析を学べばいいのかというとそうではありません

残念な事に、私達個人投資家はファンダメンタルの情報を迅速に知り得る手段がありません。
インターネットのニュースサイトなどで経済指標の結果が発表される頃には時既に遅しでチャートが動いた後という事も珍しくありません。

ファンドと呼ばれる大きな資金を使って値を動かすことのできるプロ集団は、私達個人投資が指標の結果を知るよりも早くそれらの情報を得るなんらかのパイプを持っていると考えられます。

もし、アメリカ大統領と知り合いという方やECB総裁とお友達という方であればいちはやく指標の結果を知る事ができるかもしれませんが、個人投資家の99.999...%の方はそういったコネクションは持ってないですね。

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出題

ここで一つ問題を出します。

例えがよくありませんが、アメリカが戦争を始めたというニュースが流れたとしましょう。
この後ドルは上がるでしょうか? 下がるでしょうか?

答としてはどちらの可能性も考えられます。

①戦争が始まって大変な事態だと投資家達が判断すればドルの価値は下がります。
②戦争が始まるという事は、武器の生産によりアメリカ経済が潤うという判断を投資家達がしたならばドルの価値は上がります。

このように同じニュースが流れたとしても、投資家達の心理状態により真逆の動きとなる事もあります。

相場はファンダメンタルで動いているのは事実ですが、
ファンドのように強力な情報網のパイプを持たない個人投資家が
ファンダメンタルを研究して勝ち続けようと思う事自体がナンセンスなのです。

テクニカルが最重要

私達個人投資家が勝ち続けるために出来ることは、値動きがあったチャートに対してテクニカル分析をし、チャートから得た情報を基準にトレードした方が確実だと私達は考えます。

私達は急激な値動きに備え、指標発表の時間はチェックしたりはしますが、指標の結果がどうだからという理由でポジションを取る事はありません
指標によりチャートがこういう動きをしたから、次にここまで戻ってきたらエントリーという考え方です。

相場の格言に『頭と尻尾はくれてやれ!!』という言葉があります。

髭の先っぽから入るトレードは一見格好良く見えるかもしれませんが、ギャンブル的要素が多く勝率も低くなります。

流れに逆らい頭から入る必要はなく、テクニカル的にサインが出てから流れに乗りエントリーしていく方が安心してエントリーしていく事ができます。

その方が勝率は高くなり負けが少なくなるので、メンタル負荷も軽減され、トータルの利益で考えた場合には勝ち続けるという事に繋がります。


さぁ、圧倒的なテクニカルを身につけましょう。

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