ロスカットと資金管理

これまでの流れでどのような失敗がいけないのか?自分の基準を持つ事の大切さ、そしてそれを作るための4大要素についてお話ししてきました。

ここではFXにおいてもう一つ重要なロスカットと資金管理について説明していきたいと思います。

ロスカットが大切であるという事は様々なところで耳にすることと思いますので、頭では「ロスカットって大事なんだな~」とわかっているかもしれません。

ロスカットというのは言葉の通り損失を確定させる行為であり、ロスカットした瞬間に資産が減る事になります。そして、トレードにおいてこのロスカットを避けて通ることは100%出来ません。

では単純にロスカットが小さければいいのか?損失が少なければ少ないほどいいのか?といえば決してそのような事はありません。

もちろんロスカットが小さく損失が少ないに越したことはありませんが、それはあくまでも"意味のあるロスカット"をした場合に限ります。

単純に自分の持ったポジションがマイナスになったからというだけの理由でロスカットを繰り返していれば小さなマイナスがコツコツ積み重なり、資産は徐々に減っていく可能性が高くなります。

この"意味のあるロスカット"については後述しますが、まずはその前にリスクリワードの考え方についてお話しします。

リスクリワード

リスクリワードという言葉は投資を始めて、色々な情報を見ているとよく耳にする言葉だと思います。

ではその意味を簡単に説明すると、1回のトレードに対する利益と損失の割合を考えてトレードしましょうという事になります。ここまで読み進めてくれている方なら自分の基準を持つ重要性は理解して頂けたかと思います。

そこで、自分の基準を元にトレードした時に
例えば、1回のトレードのトレードで予想されるリスク(損失)とリワード(期待利益)が損失10pips:期待利益30pipsとします。

この時のリスクリワードの比率は1:3なので損失に対して3倍の期待利益があるのでエントリーしてみようという事になり同じトレードをすれば勝率が5割でも利益を積み上げる事が可能といえます。

ただ、FXの難しい所は相場に全く同じ状態というのは存在しないという所です。あくまでも似たような動き、似たようなチャートの中で優位性を見つけていくという事です。同じような局面でその時々のリスクリワードを考え正しい判断を下し、負けるトレードがあったとしてもやり続けることが重要になってきます。

ここで負けるトレードがあるといいましたが、これも冒頭いったように避けて通れない以上このロスカットに対する考えもしっかりと理解している必要がでてきます。

負けトレードに心を揺さぶられ、自分の基準がぶれないためにもこのロスカットの考え方は重要なファクターとなります。

ではそのロスカットに対する考え方とは一体どういうものなのでしょう?

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意味のあるロスカット

今から始められる方・すでに始めていてロスカット出来ないという人に対して一言、
「ロスカット(負けを認める事)が出来ない人はFXを辞めるくらいの覚悟を持って下さい!」

相場には100%が無いことを解っている中でロスカットが出来ない(負けを受け入れない)人が多いのも事実です。

また、ロスカットは出来ているけど、ロスカット貧乏(ロスカットがコツコツ積み重なっている)です!って人も多いですね。

このような方の多くは
「基準に対して自信を持ち切れていない」
といえます。

なぜ自信が持てないのかについては検証不足や実践不足、メンタルの問題など様々だと思いますが、要するに自分の基準が出来あがっていない状態にあります。

ロスカット貧乏の人はなぜそうなっているのか?
基準で入っているのに負けを繰り返すのであれば、基準を見直さないといけないですし、基準を守らずに負けを繰り返すのであれば、もう一度基準という概念をしっかり理解しなければいけません。

また、そもそもロスカット出来ないという人は基準を守れてない(基準を信じきれていない)のだと思います。

ロスカットをすると一概にいっても、毎回10pips逆行したらロスカットのような機械的ロスカット方法では不十分です。

意味のあるロスカットとは
「相場の状況・自分の基準に対してロスカット幅を決定して実行すること」
これに尽きます。

つまり、縦軸の中で自分はどこを抜けると状況が変化すると考えているのか?をしっかりと基準として定めて、それをロスカットラインに定めて実行するという事です。

これから相場と向き合っていく中で非常に大切な要素となるのでしっかり頭に入れておいて下さい。

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資金管理

では次に資金管理についてお話ししたいと思います。

FXを始める上で、資産運用に使える金額はみなさん大方決まっていると思います。
無尽蔵にFXに回せるわけではないですし、大切なお金を運用することに変わりはありません。

その中でどのように資金管理をしていかなければいけないのでしょうか?
「相場の95%は一度マイナスになっても戻ってくる」と言われています。

相場の経験者で「ありがちな失敗」でもありましたように塩漬け・逆張りナンピンなどをしてしまう人達の頭の中には「何時かは戻ってくるんじゃないか?」という考えがあるからそのような行為をするのだと思いますし、ロスカットした後に戻ってきて「ロスカットしなければ良かった!」と間違った感情を持ってしまい、負の経験を積んでいる人も多いです。

例えば、2000年台前半のドル円相場ですが、国民の多くの人は100円を下回ることが無いと思っていた時代がありました。なので100円前半になると多くの投資家は買い注文を入れて放置しておけば儲かったという人がいた事も事実です。

しかし、2008年に再び100円台を下回った時にロスカットをしなかった人達はどうしたでしょうか?
多くの人は強制ロスカットされて、今までの資金をなくした人が大半だったはずです。
仮に2011年台の市場最安値まで資金が耐えられたとしても、2013年の夏に100円台に回復するまでの間、ただただ含み損に耐えているだけの状態でした。

このような状態では、何一つ資金管理出来ていたとはいえないのではないでしょうか?

みなさんがFXを始めようと思った最初の目的はなんだったでしょうか?
資産を増やしたい・生活を豊かにしたいということではなかったでしょうか?

もしも、100円下回った時にロスカット(損失を受け入れる)して、売りポジションを中心に戦略を建てていれば損失以上の利益を上げられていたはずです。

含み損だけを抱えていた人は、それ以上の資金がない限り、トレードも出来ずFXからの収入源が閉ざされるのです。

それでは、FXを始めて生活の足しにしようとした人も、FXで生活しようとした人も含み損を抱えている間はFXを始める前の状況と何も変わりません。特に意味もないいつ戻るかもわからない含み損をただ抱えて、メンタルが辛いだけになってしまいます。

FXをしていく上で大切な資金管理として、エントリー時の枚数調整なども重要ですが一番資金管理として大切なことはやはり"意味のあるロスカットを受け入れる"ということなのです。

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